トーマスのチューイングガムの製造中止が発表され、悲しんでいる方は多いのではないでしょうか。今日はその一人である、販促マーケティング事業部の木村蒼太くんをご紹介します。

有数の進学校の合格は、コミュニケーション能力のおかげ?!

インタビュワー(以降:イ):アルバイトから入社して今年で5年になる木村さん。火の国男児ですが、どんな幼少期を過ごされていたのですか?

木村(以降:木):サッカーばかりしていた幼少期でしたね。熊本市に生まれて、実家の目の前に住んでいたお兄さんがサッカーコーチだった影響で始めました。一人っ子だったのもあって、割と自由に育てられましたね。

イ:幼いころの習い事の思い出っていいですよね。習い事をしていると、人と関わることも多かったのではないでしょうか?

木:いろんな人と関われるチームスポーツで、両親も友人の両親やコーチもみんなで頑張ってた感じです。味方だけではなく、相手との関わりもあるのでかなりの人と関わったことは間違いないです。それもあって、人と関わったり話したりすることが好きなのかもしれないです。一人っ子ですが、寂しい思いをしなかったのも、サッカーのおかげだと思ってます。

イ:いまでもサッカーをたまにされていますよね。運動が得意でありながら、熊本県でも有数の濟々黌高等学校出身ということで、かなり学業もがんばられたのではないでしょうか。

木:いえ、中学校でもサッカーばかりで勉強は大してしていなかったです・・・。嫌味に聞こえてしまいますが(笑)。部活ではなくクラブチームに入っていたので、生活リズムが学校の友達とは違ったこともあって、みんなは僕がその高校の試験を受けると知った時は”記念受験だろう”と思われていました。サッカーを中心にするのか、勉強にするのか、高校受験の時に悩みました。結論、ある程度サッカーもできて社会的にもある程度のポジションにいる高校を選びました。

イ:中学3年生の時にその判断ができるあたりが、木村君らしいです。受験する高校がきまってから、もちまえの要領の良さで合格されたんですか?

木:そうですね・・・素質・・・ですかね。(笑)でも本当に、頑張ったというよりも、先生と話すのが楽しくて、塾も楽しんで通っていた感じです。偏差値20上げて合格したときは、気持ちが良かったですね。

イ:コミュニケーション能力が高いと、学力にもいい影響が出るのですね。良いことを聞きました!

素直ではなかった子も素直になってしまうリクリエ

イ:西南大学に進学され、将来の夢はあったのでしょうか?

木:サッカーの教育者の道も考えていたのですが、結局九州に残ることになり、大学や学部は「かわいい子が多い」ということで選んだ感じです。半分冗談ですよ(笑)。サッカーは相変わらず続けていましたが、夢は漠然としていました。

イ:確かに、間違いなくかわいい子は多いですよね。(笑)そんな中で、当時リクリエで働いてくれていたアルバイトの子から、リファーラルで当社にアルバイトとして入社となりましたね。

木:はい。サークルが一緒だった、元リクリエのアルバイトの子から「夜勤ができて英語ができる人」を探しているということですぐに面接に行きました。

イ:リクリエの当初の印象はどうでしたか?

木:グランドベースシリーズの規模がどんどん大きくなっている時期で、会社の体制を整えている最中で、みんなギラギラしていましたね。夜勤でゲスト対応を行っていましたが、情報や教育体制が整っていない中で、自力で対応するためにありとあらゆるところから情報を引っ張り出したり、ホテルの専門用語はGoogleで調べたりしたうえで、それでもわからないものは社員さんに聞いていました。「やりながら覚えろ」の感じで、先輩は厳しさと優しさがあって、僕にはとても合っていました。

イ:わからないことがあるというのは、不安にはならなかったのでしょうか。

木:それはなかったですね。先輩の言っていた言葉や、社内コミュニケーションツールにある情報から、必要なことを引っ張り出す、というのは苦ではなく自然にできていたと思います。

イ:そういったことができる人は、リクリエに向いていそうな気がしますね。

木:器用で素直な人が向いてますね。ほんと、リクリエのみんなは正直に生きていると思いますし、正直に言うことが嫌がられないんです。一つ一つ、きちんと耳を傾けてくれる。思ったことがあったら言うことが、会社の形になっていると思います。もともとそうじゃなかった人も、どんどん素直になってくるような、そんな雰囲気の会社です。

販促マーケティングチームに社員としてジョイン。100点満点の回答は求められていない?

イ:夜勤としてのアルバイトをされる中で、木村さんは特に頼られる存在となっていました。在学中にリクリエからの社員登用のオファーがあり正社員としての入社となりましたね。決め手は何だったのでしょうか。

木:お声がけいただいた時は就活のタイミングでした。西鉄グランドホテルでもアルバイトで勤務していたので、同時に「きっちり企業」と「ギラギラベンチャー企業」という両極端なホテル業界を見させてもらって、簡単に言えば「社長のぶっ飛び具合(いい意味ですよ)」や「リクリエの成長の勢い」に興味を惹かれ、リクリエへの入社を快諾させていただきました。

イ:リクリエでなければ学べなかったであろうことは、何かありますか?

木:新卒だと先輩に教えてもらって、先輩の後についていくというのが普通だと思いますが、リクリエでは、0を1にするために自ら考え、試行錯誤をしなくてはなりませんでした。きっちり企業の良さももちろんあるとは思いますが、問題に取り組む姿勢は他の企業の新卒より優れている自信があります。パワーポイントの完成度とか、営業トークとか、大手企業で学んだ人とは違うかもしれないですが、リクリエでその100点は望まれていないと思っています。会社、そして代表はそれぞれのバックグラウンドと経験や、確かな統計などからくる面白いアイディアを待ってくれているんです。それが100点の状態ではなくとも、個人で考えたものを持ち寄って皆でブラッシュアップしていくのです。

イ:そうですよね。新しいことに常にチャレンジしている会社なので、その創造性はとても大切だと思います。大変なことはどんなことでしょうか。

木:物件数に比較して人員は多くない中で業務を回しているので、自分の業務外のことも飛んできたりすることもあったりします。嫌とは思わないですが、それはみんな”あるある”かなと思います。現在はグランドベースなどホテル運営を任せていただいている物件の利益の最大化がmissionです。見るべき視点が3つあって、「リクリエの収益」「ゲスト満足度」「ホテルを所有されているオーナー様の利益」があるので、どれかに有益性が偏ってしまってはいけないんです。運用代行会社としての難しさは、常に課題としてあります。

イ:木村君としては、どのようにして収益向上に向けて動いていくといいと思いますか。

木:答えは出ていないですが、僕はゲストを第一に考えることが売り上げの最大化につながるとは思っています。具体的には言えないですが、常に模索してチーム一丸となって最善を探しています。

イ:最後に、ご自身の目標を教えていただけますか?

木:え~っと・・・健康第一ですかね。(笑) 僕はリクリエに入って本当に良かったと思っていて、みんなエネルギーがあって、一生懸命に新しい形を作ろうとしていて、お互いに尊敬しあっている良い関係です。だからこそ、今後も”仕事に行きたくない”と思うような人が一人もいないような会社で、笑顔で働ける居場所があって、健康的に働ける会社であり続けるために、僕ができることをしたいと思っています。

最後まで木村君らしい回答でした。コミュニケーション能力の高さ、頭の回転の速さ、優しさのあふれる彼は、意外にも普段はインドアで、アニメ鑑賞が趣味とのこと。オンオフがしっかししているからこその、パフォーマンスなのかもしれないですね♪