趣味はゲーム、好きな食べ物はお好み焼きやピザという、家で一人時間を過ごすのが好きそうな井口隆亮さん。ご本人も「能天気で焦らないのが長所」というほど、自他ともに認めるマイペースな性格の彼は、意外にも学生時代はバンドマン、将来の夢もバンドマンになることでした。

どのようにしてホテルレベニューの道へ進んだのでしょうか。

バンドにかけた学生時代。そこから得たものとは?

大分県別府市出身で、実家のお風呂は温泉だったそう。(うらやましい限りですね)お父さんは道路の設計技師、お母さんは看護師さんという家庭に、男三兄弟の長男として生まれました。いとこ家族や祖父母とも同居していて、毎晩どこで寝るかを考えながら過ごすほど、にぎやかな家庭でそのマイペースな性格が育まれたといいます。

インタビュワー(以降:イ):学生時代はどんな子だったんですか?

井口さん(以降:井):高校から大学はバンドのベースをしていて、ライブハウスでもバンド演奏を披露するほど、本気で取り組んでいました。そのままバンドの道に進みたかったのですが、やっぱり長男ということもあって両親に猛反対を受け・・・なんとか九州産業大学の商学部に入学しました。

イ:学生時代のバンドマンってモテますよね。大学ではどんなことを学びましたか?

井:そうですね。高校の時は他校からファンが会いに来てくれるほどで、モテキのピークでした。(笑)本当は音楽の専門学校に行きたかったんですが、商学部に入ることになってしまったので、考えを切り替えて楽器屋さんで働こうと思い経営学を学びました。相変わらずそんなに勉強はしていなかったのですが、卒業はしないといけないし、でもバンドもやりたいし、という気持ちがあって、そこで”容量の良さを得た”というのが、大学で学んだことになると思います。

学生時代には少しも考えていなかった道「ホテル業」へ。失敗も成功もダイレクトに自分の評価となるレベニューマネージャーに。

イ:就職先を探す際は、どういった条件で探していたのですか?

井:自分ができることの中で就職先を探すと、給与の低さが顕著で、アパレル企業に内定をもらっていたのですが辞退しました。その後は別府に戻り、ハローワークの就職支援プログラムでPC実務を学びながら事務系の仕事もがしましたが、実務経験が必須のところが多く断念しました。

イ:そこからようやく”ホテル業”というところに目が向いたのですね。

井:そうですね。やっぱり小さいころから別府で育ち、旅館やホテルに囲まれて過ごしたので少しは興味があって。たまたま西鉄ホテルの西鉄イン福岡にアルバイトとして入社することができたのがきっかけで、ホテル業に足を踏み入れた形です。

イ:最初の就職先での仕事はどうでしたか?

井:フロントスタッフとして1年間アルバイトをしてから、正社員に登用していただきました。正社員では、もちまえの容量の良さですぐに夜勤リーダーを任されるようになりました。4年ほどたって移動した店舗で、レベニューマネージャーに昇格しました。OTA(宿泊予約サイト)の特徴や、訴求目的に応じた背策動線など管理画面の全般を学びました。

イ:実際ホテルで働いてみて、どうでしたか?

井:メンバーの仲が良かったのと、常連さんができる嬉しさがありました。お客さんに覚えてもらえて頼られる、これは現場ならではの喜びですね。レベニューマネージャーになってからは、ゲスト対応は、結果的に口コミとして「ホテルの評価」になるけど、レベニューは「自分の成果」としてダイレクトに返ってくる楽しさがありました。失敗も成功もわかりやすくて、性に合ってると感じましたね。感謝などの評価ではなく、数字の評価の楽しさの方が、自分には良かったです。

コロナが転職を考えるきっかけに。リクリエへの入社の決め手は?

イ:西鉄ホテルで11年間もの間勤務されて、転職を考えられたのはどうしてでしょうか。

井:最後の一年はホテル責任者にもなったのですが、ちょうどコロナ渦でスタッフから会社への不満などがたまる中で、大企業の1社員である自分にできることの少なさを感じ、人が辞めてしまうストレスや、その穴埋めをする体力がなかったことが、退職を考えたきっかけです。

イ:ホテル業はコロナ渦、どこも大変な時期でした。。。なぜまた転職先もホテル業にしたのでしょうか?

井:正直、もう社会情勢に左右されやすいホテル業は嫌だと思っていました。レベニューの楽しさを知ったので、ホテル業界ではないところでそういったことができる職も探したのですが、求められるスキルの違いを感じていました。そこでたまたま、リクリエの求人を見て興味を持ったんです。

イ:リクリエのどういったところに魅力を感じていただいたんでしょうか?

井:西鉄ホテル勤務時代に「これがあったらいいのに、こうしたらいいのに」と思っていたことを、リクリエがやろうとしているのが伝わってきました。大企業の中で働くと、一社員の声というのはなかなか響かず、新しいことへの切り替えへのフットワークはかなり重かったので。。複数あるホテル業の中でも、リクリエは少し違うなと思って興味をひかれましたね。レベニューという自分の経験を活かしつつ、新しいことにチャレンジしていく会社はリクリエしかないと思いまいした。

6施設のレベニューを任される現在の業務内容と、リクリエの印象の変化

イ:入社が決まり、実際の業務やリクリエに対するイメージのギャップはありましたか?

井:6施設のレベニュー、広告を操作し、売り上げ目標の達成が自分のmissionです。リクリエのイメージは”最新装備”でやっている感じがしたのですが、意外にも西鉄の時にはあった便利ツールが入っていなくて手作業だったり、そもそものホテル経験者の少なさに驚きました。

イ:目標に対する現状が自動で見られる”レベニューダッシュボード”ができたのも、最近ですよね。

井:そうですね、レベニューダッシュボードができて助かってます。レベニューダッシュボードが必要だという声を上げて、すぐに自社で開発したリクリエのフットワークの軽さとメンバーの力量には、かなり驚かされました。(笑)

イ:大企業にはないスピード感を感じることは多いですよね。それはリクリエの魅力してとらえていますか?

井:もちろん、それを望んでいたので。「フットワークが軽い。思い立ったら即行動。行動しつつ軌道を整える」というスタイル。途中で大幅な軌道修正がかかることもあり、振り回されることもありますが(笑)、代表含めて話しやすい人ばかりなので、楽しいですよ。代表はいい意味で代表っぽくなくて、ゲームの話も個人的な話もします。

イ:大企業から転職された方は、皆さん驚かれますね。どういった人に向いてるお仕事と思いますか?

井:自分で仕事のスケジュール管理ができる人ですかね。細かい役割分担がない分、関連業務がすべて降りかかってきます。同時に依頼が複数きたときに、優先順位をつけてこなしていく必要があるので。自分はマイペースなので、いろんな仕事が来ても自分なりにこなすことができているので、特に負担ではないですけどね。そういった意味でも、マイペースに淡々と仕事ができる人は向いていると思います。

SaaSチームとの共同開発。オリジナルシステムを作っていきたい。

イ:最後に、今後リクリエでどんなことにチャレンジしたいか教えてください。

井:現在、6施設ともに黒字になっているのでこれをキープするのが第一で、OTAごとのリピーターをつけることに目を向けていきたいと思います。自社にSaaSメンバーがいることが、リクリエの良さの一つでもあると思うので、レベニューシステムを開発していけると、今後ホテルの拡大をしていくにしても、より良いレベニューができると思ってます。

「人生何とかなるよ」精神のマイペースな井口さんですが、リクリエでお預かりしているホテルのレベニューという重要なポジションの責任を持ってくれています。そんな井口さんとともにリクリエを盛り上げたいという方がいてくれると良いなと思います♪

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